2007年11月28日

これがベストの選択か? オシム後任岡田氏へ



脳梗塞で倒れたオシムの後任監督が岡田武史氏に一本化されたらしい。

2010年南アフリカW杯アジア3次予選が来年2月6日から始まることを考えれば、今後の方針、監督選びが急務であることは間違いないが、この選択はベストの選択だろうか?

基本的な考え方として、現在のオシム路線を継承しつつ、スムーズに日本の指揮が執れる人選ということで日本人監督でというのがあるのだろうが、オシムのサッカーと岡田氏の目指すサッカーの質はかなり違う様に自分には感じられる。

しかし、これからのスケジュールを考えた場合、何を重点に考えるかで監督選びが変わってくるのも事実だろう。

今後の日本代表を考えた場合に特に重要な要素は、

@W杯予選突破
AW杯本戦での好成績
B日本サッカーのレベルアップ

の3点ではないかと思うが、どの項目にプライオリティをおくかで選択肢は変わってくる。
また、オシムとの関係をどの程度重視するか(重視したいか)によっても変わってくるのではないだろうか。

今回の岡田氏への流れは、@のW杯予選突破を最優先した選択だろう。
@を実現するための要素としては、現在の日本に対する理解度の高さ、オシム路線を壊さない(スムーズな継承)、ある程度の統率力(カリスマ性)という所かと思うが、この条件を満たせる中でもっとも条件が合うのが岡田氏だったという事だろう。

この他の選択肢としては、現A代表コーチの大熊氏や五輪代表監督の反町氏の昇格というのも可能性としては有りだと思うが、カリスマ性が足りない事が問題となる。しかし予選突破後、本戦はオシムでと考えるのであればこちらの方がより良い選択に思える。


AのW杯本戦での好成績、Bの日本サッカーのレベルアップを最優先と考えた場合、岡田氏は適任とは思えない。

まだまだ日本は世界から後れをとっている事は事実であり、世界のトップクラスの国や指導者から学ぶべき事が沢山ある。岡田氏への流れはこの部分の進歩を遅らせてしまう要素になってしまうのではないだろうか。

外国人監督を迎えた場合の懸念材料は、ここまで積み上げたオシム路線が無になってしまう事への恐れだろうが、オシムがやろうとしていたサッカーは決して世界のスタンダーからはずれたものではなく、むしろ、現在の欧州サッカーのスタンダードに近いものだろう。そう考えれば、オシムの築いた基礎の上に、素晴らしいサッカーを構築できる監督は沢山いると思うのだ。

基礎を築いたオシムが、その上にどんな家を建てたかったは判らない。
しかし、オシムといっしょに作業をしていた弟子達がそれを想像しながら家を建てるのが良いか?、その弟子達の意見を聞きながら日本の名匠が家を建てるのが良いか?、それとも世界的な名匠に自由に家を建ててもらうのがよいか?

私は見慣れた日本的な家よりは、見たこともない世界の名匠の家を見ることが今後の日本の為になると思うのだが。


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posted by Ryon at 10:02| Comment(0) | TrackBack(1) | 日本代表2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

理想より現実を選んだ日 日本0−0サウジ



反町監督率いる若き日本代表が、ついに4大会連続となる五輪出場を決めた。

サポーターや関係者からは、常に『(オシムが掲げた)人もボールも動くサッカー』という理想のサッカーを要求され、勝利という結果を残していても、その内容が良くないという批判を浴び続けた反町ジャパンだが、最後は理想よりも現実を重視した戦いで結果を手繰り寄せた。

4日前のベトナム戦では、4−4−2というシステムを採用し、より理想に近いサッカーを展開したが、ホームのサウジ戦では3−5−2にシステムを変更した。

この変更は自分たちの良さを出すことよりも、相手の良さを消す事を優先した為の対応だろう。

強力な2トップを持つ相手に対して、2ストッパー+カバーの3バックでリスクを最小限にし、各選手もそれぞれのクラブと同じような役割・ポジションでリスクを減らした形だ。

引き分けでも五輪出場権が得られるのだから、この選択肢は間違いではないだろう。

ゲームの方はかなり危ない場面もあったが、全体的に見れば手堅いものだった。点数を取れそうな場面も何度かあったが、相手との力関係を考えれば容易に点が奪えるものでは無かった。

残り数分を残した場面での時間の使い方では、このチームの成長ぶりも見て取れた。チーム全体として引き分けを狙うという意思統一がされており、現実的な選択が出来る大人のチームになったと感じられた瞬間だった。


このチームが劇的に変化したのはU20世代の台頭と融合によるものだ。特にこのゲームのMVPとなった柏木の存在は非常に大きかった。

元々、本田・家長・水野など技術的に高いスキルをもつ選手が多いチームだったが、どこかクールで淡泊なイメージで、メンタル的な強さが感じられなかった。しかし、そこに、U20世界大会を経験した悪ガキ世代、柏木・森島・安田・内田などが加わった事でチームのムードは劇的に変化していった様に思う。

ムードという意味では、ガンバの安田の存在が特に大きかったのではないかと思うが、戦術的・技術的な部分では、中盤に動けるファンタジスタ柏木が加わった事でチームがスケールアップした。

日本というチームは、いつの世代も必ず日本を代表するような司令塔タイプのゲームメーカーが生まれてきた。しかし、U23世代のチームには優れたサイドアタッカーはいたが、司令塔タイプが不足していた。

現代サッカーでは優れた司令塔よりも優れたサイドアタッカーの方が重要だと言われているが、日本という国に限ってみれば、やはり司令塔タイプの選手の質でチーム力が劇的に変わる事も事実であり、この部分が足りないピースだったと思うのだ。

そう言う意味で柏木の加入は非常に重要な意味があったと思うのだ。

正直いって、純粋な力関係を考えれば五輪出場はそう難しいものでは無いと自分は思っていた。しかし、持っている力を出し切るという事こそが、とても難しいことなのだと、この戦いを見ながら感じた。

ここからは、アジアモードから世界モードに切り替えていかなければならないが、より多くの試合をこなすことが2010年W杯に繋がっていくだけに、今まで以上に結果にこだわってやってもらいたい。

(でも、できれば何試合かは美しいゲームも見たいです・・)


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posted by Ryon at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本代表2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

2007年11月15日

浦和レッズ アジアの頂点へ!



ACL決勝第2戦、浦和がセパハン(イラン)戦に2−0勝利し、日本のクラブとして初めてACLで頂点に立った。

アウェー第1戦が1−1引き分けだった事からアウェーゴール2倍ルールにより浦和有利な第2戦だったが、前半FW永井のゴール、後半ワシントン→永井と繋がった攻撃のこぼれ球を阿部が押し込み2−0と勝利を確実にした。

ゲーム展開としては、圧倒的なサポーターの後押しもあり浦和の方が良い攻撃を展開していたが、しかしリーグ制覇とACL制覇を狙うチームの主力選手には疲労の色も濃く、ポンテ、ワシントンなど攻撃の核となる選手が途中交代となる厳しいものだっただろう。

浦和の一番の強さは、タレントの豊富さではないかと思うが、攻撃ではポンテ、ワシントン、守備では闘莉王、鈴木という絶対的な選手のクオリティが浦和の強さのベースになっている。

そこに、阿部、長谷部、田中(達)、永井などなど技術・センスのある選手達が加わるのだから相手にとっては驚異だろう。


とりあえず念願のアジア最強クラブになった浦和だが、これからは世界クラブワールドカップでの成功が期待される。

おそらく、初戦はセパハンになりそうだが、なんとか勝ってミランと戦うところまでは行って欲しい。

Jリーグと世界最高のチームとの距離を計る初めてのチャンスなのだから。


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posted by Ryon at 08:52| Comment(0) | TrackBack(0) | Jリーグ2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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