2008年07月14日

五輪をどう捉えるか−OA枠の重要度

反町監督率いるサッカー五輪代表チームは、3人まで使えるオーバーエイジ枠をひとつも使わずに本戦を戦う事になるらしい。

今までの報道によると、神戸の大久保(FW)とG大阪の遠藤(MF)の二人をOA枠として考えていたようだが、大久保はチームからの召集拒否、遠藤はウィルス感染症により入院後正式に辞退となった。

五輪代表がOA枠を使いたい理由は、現在のチームの足りない部分を補う事が最大の理由だろう。得点力不足と言われるFWの補強と、チームのリズムを変えられるMFの補強が最大の理由だ。

また、遠藤にはFK、PKという武器もあり、特に何度かPK戦で苦い経験をしている五輪チームには経験豊富な遠藤は喉から手が出るほどほしい選手だったのだろう。

しかし、その二人が召集不可能となっただけで、他の選手を呼ばずにU23メンバーのみで本戦に向うのは正しい選択なのだろうか?

五輪本戦の位置づけが、U23による五輪出場権獲得の御褒美ならば、それも良いだろう。より多くの若い選手に経験を積ませる事も出来るし、それなりに意味もある。

しかし、他国の取組み方を見れば、決してサッカー強国ではない日本がその様な姿勢で臨むべき大会では無い様に感じられる。

近年サッカー強国の、主要選手の低年齢化はかなり進んでいる。アルゼンチンなどはメッシ、アグエロなど欧州リーグで活躍するU23選手をズラリと揃えた上にOA枠でリケルメなど3つの枠をすべて使うらしい。

ブラジルもロナウジーニョが出場するかもしれないと話題になっている。

日本もOA枠にA代表選手を入れれば飛躍的に強くなるとは限らないが、それでも2年後のW杯を見据えた選手選考は絶対に必要だと思うのだ。

私が考える日本にとっての五輪の位置づけは、2年後のW杯のための公式大会といったものだ。ここで戦った選手の多くが、この大会の経験をそのまま2年後のW杯へ持っていく様なそんな大会であってほしい。

だから、選手選考も五輪メンバー中心でそこにOAを足していくイメージではなく、A代表に五輪メンバーを足していき、最終的にOA枠選手が3人までに減っている様な選手構成になる様に考えてほしいと思っている。

そう考えると、遠藤・大久保が出られないからといって、その穴をU23の選手で埋めて、最終的にすべての選手が23歳以下になるという事はありえないと思うのだ。

遠藤・大久保以外の、23歳以上のA代表選手の中には、かなりの確率でW杯メンバーに残るだろうという選手が多数いる。それらの選手にOA枠による五輪大会出場を経験させる事は非常に重要なことではないだろうか?

それが、2年後の最強チームを考える上でもっとも良い方法だと思うのだが。


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posted by Ryon at 15:14| Comment(2) | TrackBack(1) | 日本代表2008 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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