2012年12月28日

継続する被災者支援とサッカーファミリー

2012年12月25日と26日、ふたつの東日本大震災復興支援チャリティマッチが行われた。
一つはなでしこジャパン澤選手企画の”なでしこ&ヤングなでしこ&JリーグOB”の対戦。そしてもう一つは、日本プロサッカー選手会(JPFA)企画の”東北にゆかりのある選手が集まった「東北ドリームス」&海外組が中心となった「JAPANスターズ」”の対戦だ。

国立競技場で行われた、なでしこのチャリティマッチはテレビで観戦したが、JPFAの方は仙台ユアテックスタジアムで行われたので、スタジアムで観戦した。

チャリティマッチというと、どこかお祭りの様な楽しいムードを想像するが、なでしこの方はかなりガチな展開で非常におもしろいゲームだった。
このゲームで楽しみにしていたのは、ヤングなでしこの試合がもう一度見られるという事だった。
年代別の代表は、年代別W杯が終われば解散して、あとはA代表などで一部の選手を見る事しかできなくなる。それ故にヤングなでしこをチームとしてもう一度見られるのはかなりうれしい事だった。

前半は「なでしこVSヤンなで」の試合だったが、このゲームの前半はかなりガチで、しかも”ヤンなで”が”なでしこ”を押しまくるという展開でスタートした。”ヤンなで”の選手たちにしてみれば格好のアピールの場であり、もっとも力を発揮できるチームだったと思うのでこの対戦は願っても無いものだったのではないだろうか。

チャリティマッチは短時間で沢山の選手が入れ替わるので、最終的には経験で勝るなでしこが勝利したが、田中(陽)や猶本などクオリティのある若手を見るのは非常に楽しかった。

後半の「なでしこVSJリーグOB」の試合は、松木さんがメンバーに入っている時点で、楽しい・従来のチャリティマッチを想像していたが、敗けず嫌いなラモスさんの存在がそれを許さず、こちらもかなりガチなゲームになった。OBチームは当然運動量には難があるが、技術的には見どころがあり、しかも随所に遊び心が感じられるところが流石だった。

26日に行われたJPFA主催の方は完全にお祭りタイプのゲームだった。

全体的に見れば、長谷部や乾などの海外チーム所属選手がいるJAPANスターズがクオリティで上回っており、ゲームとしての緊張感は皆無だったが、ゲームに出ていない内田や長友、またはハーフタイムに表れたタッキー&翼の歌など、単純にお客さんを楽しませたいという気持ちがみられて、それはそれでうれしかった。
しかし、当日は寒波の影響でとんでもなく寒く(おそらく冷蔵庫の中よりも寒かったと思われる・・)、ゲーム自体に緊張感が無いのは、スタジアムで見ていた人には少々きつかったのではないだろうか。

最後は今季限りで引退するゴン中山選手のゴールで美しく終わるという演出通りの終わり方だと思うが、前日のガチな試合を見た後だと、もう少し熱くなれるような試合が見たいなという気持ちも感じられた。
まあ、テレビで見るならこういう試合も十分楽しめると思うが。


今回の2つのチャリティマッチを見て、自分が大好きなサッカー(関係者・選手)が、東日本大震災の復興支援を継続的に行っていることに感激した。サッカー関係者が「サッカーファミリー」という言葉をよく使うが、まさにファミリーという感じで、選手も関係者も被災者を支援していこうとする姿勢が美しいと思う。

どんな形でも良いので、来年も、再来年もずーっと続けてほしいイベントだ。



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posted by Ryon at 00:14| Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月06日

ガンバ大阪J2降格に思う

Jリーグ 2012年シーズンが終了した。優勝はサンフレッチェ広島で、12/6から始まるFIFAクラブワールドカップ2012への出場権を獲得した。
また、来年のACL出場権が得られる2位にはベガルタ仙台、3位は浦和レッズに決定した。

今年のJリーグは終盤まで混戦で、特にACL出場権が得られる3位にはサガン鳥栖、横浜Fマリノス、柏レイソル、名古屋グランパスなども絡み、多くのサポーターが最後までハラハラしながら応援していたのではないだろうか。

特に広島、仙台、鳥栖などのJ2経験のある地方クラブの躍進は特徴的で、他の地方クラブや下のカテゴリーのクラブなどにも希望を与える素晴らしい活躍だったと思う。

クラブ規模や代表選手の有無などを考えれば、上記の3チームより優れたクラブはたくさんある。しかし、広島、仙台、鳥栖の躍進は、監督または、監督を交代する場合でも、コーチの昇格などチームコンセプトを継続することで結果を残す事が可能という事を示した。

また対照的なのはガンバ大阪やヴィッセル神戸で、代表選手や元代表選手などを多数抱えていながら、チームコンセプトの継続性を無視したような監督交代で、本来の力を発揮することなく降格してしまった。

特にガンバ大阪はなぜ西野監督を変えなければならなかったのか?、なぜその後釜がJリーグでの監督資格を持たないロペスだったのか?、不明な点が多すぎた。
ロペスが監督として使えないとわかりブラジル人監督のセホーンが就任したが結果が出ずに更迭。その後も経験の浅い、ガンバOB松波が監督に就任するが結果はご存じの通りだ。

過去にも浦和やFC東京、そして広島など十分すぎるほどの戦力を持ちながらJ2に落ちて行ったチームはある。しかしそれらのチームはJ1に上がって来てからはより強くなった様に感じられる。

柏や広島の様にJ2でチームを固めてJ1で結果を出すチームがあるのだから、ガンバほどのチームであれば決して不可能な事ではないように感じられる。しかし、なぜJ2に落ちたのか?ガンバとはどんなチームなのか?をもう一度明確にした上でさらに継続性を重視したチーム作りをしていかなければJ1に上がることも、またすぐに結果を出すことも難しいのではないだろうか。

地方クラブでも優勝できる可能性がある、今の状況も面白いのだが、お金のある都市部のビッククラブが強いという状況も同時にあったほうがリーグ全体としてはより面白い状況といえるので、ガンバにはより強くなってJ1に帰ってきてほしいと思う。

ビッククラブを地方クラブが倒す”ジャイアントキリング”。これもサッカーの醍醐味の一つだから。



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posted by Ryon at 01:56| Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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