2006年03月31日

ジーコジャパン南米勢に初勝利!・・しかし・・

日本代表はW杯出場国のエクアドル代表と対戦、後半40分の佐藤寿(広島)の得点で1―0で勝利した。

全体的に見ると日本のパスは良く繋がっていたが、しかし決定的な場面はあまり多くは作れなかった。
エクアドルは序盤こそ日本にボールを回されていたが、全体的に見るとほぼ互角の戦いだった様な気がする。DFラインもかなり高めに設定し、中盤をコンパクトにし、激しいプレッシャーをかけてきた。

両チームともフィニッシュに問題があり、決定的なシーンを多く作れなかった所が今後の課題だろうか。

今日のゲームでは小野・玉田の出来が特に気になるところだったが、小野に関しては特別なプレーを見せることは出来なかった。積極的に攻撃に絡む意識は見えたが、ペナルティエリア付近まで進出しても、タイミング良くシュートまで行けるシーンは少なかったし、またその少ないチャンスも物に出来なかった。
中盤の底から繰り出す小野のパスは、ほとんど相手DFにカットされてしまい、本来の良さも出し切れなかった。

玉田に関しては、動き自体は悪くはなかった。しかし、気持ちの部分で何が何でも点を取るという意識は希薄に感じられた
日本が中盤でボール奪取に成功した後、玉田の動きだしが遅いケースが何度かあり(接触した相手選手に文句を言っていて攻撃に参加していないシーンがあった)、決定的な場面を作り出せなかった。

これは玉田だけの問題ではないが、相変わらず攻守の切り替えが遅い。ボールを奪ってからのカウンターという意識はあまり無いようで、攻撃に移っても、ゴール前に人数がそろっていないため得点に繋がるような攻撃はあまり出来なかった。

後半途中で玉田・久保を佐藤・巻に交代したが、この二人からは得点を取るという気迫が感じられた。とにかく得点に直結するようなプレーが選択肢の一番にあるようで、その為なら全力でチェイシングする事も厭わない果敢さは見ていて清々しいものだった。

結果として佐藤のゴールで勝利したわけだが、このゲームでジーコの中の玉田と佐藤の立場が逆転していることを私は望んでいる。

常に必死にプレーする佐藤の様な選手こそ、今の日本代表には必要な戦力だ。
posted by Ryon at 00:52| Comment(5) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

日本vsエクアドル展望

本日、日本代表のW杯イヤー第5戦エクアドル戦が開催される。

今回のゲーム最大のテーマは、4バックの連携と思われていたのだが、直前になって3バックに変更される事になった。G大阪の遠藤の離脱により、当初構想にあった4−4−2を断念し、3−5−2にて臨む事になる。

ジーコ監督の理想は4−4−2にあるのだろうが、コンフェデレーションズカップ以降(3−5−2と比較すると)結果が出ているとは言いがたい。
以前から中田(英)が、システムは関係ないと何度も口に出していたが、宮本、中澤などの日本代表DF陣や小野など一部の選手には苦手意識があるようだ。

4−4−2よりは3−5−2の方が個々の役割が明確であるために、選手の負担は少なくなることは理解できる。短期間でチームとしての完成度を上げる必要のある代表の場合は、3バックの方がやりやすいのだろう。
しかし、ジーコ監督にしてみれば、コンフェデレーションズカップでギリシャを粉砕し、ブラジルと互角にやれたあの感触があるために捨てきれないという気持ちが強いように思う。どうしても4バックが捨てきれないのであれば、どんな理由があろうともここで試しておく必要があると思うのだが・・

その他の今日の見所と言えば、玉田の復帰がどう影響するかという点と、後が無くなってきた小野がどれだけのパフォーマンスをみせるかという所だろうか。
小野のコメントからも並々ならぬ決意が感じられるので、大いに期待したい。
posted by Ryon at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月27日

【J第5節】圧倒的な攻撃力 浦和首位へ

横浜M vs 浦和の無敗対決は、圧倒的な攻撃力を持つ浦和に軍配が上がった。

今期も多くの選手補強を敢行し、控えまで含めまさに穴のない完璧な選手層を誇る浦和だが、そのなかでもFWワシントンの補強は浦和のサッカーの質を一段高めるものだろう。

今までの浦和FWは、技術・スピードのある選手が多かったが、ワシントンの様な、高さがあり、ポストプレーもこなせる選手はいなかった。
ワシントンには、前線でターゲットになれるキープ力があり、そこにボールが収まれば2列目の飛び出しや、ミドルレンジからのシュートなど、ポンテ・小野・長谷部などの技術のある中盤がより生きてくる。
しかも、ワシントンには足下の技術もあり、中盤を気にすればワシントンが単独でシュートまで持っていってしまうという危険性も兼ね備えているのだ。

守備力には定評のある横浜が3−1で敗れてしまった事からも、浦和の攻撃力を止めるのはなかなか難しい仕事になるだろう。

■柳沢骨折!全治2ヶ月

千葉 vs 鹿島で日本代表FWの柳沢が骨折した。
全治2ヶ月という事で、W杯出場にも影響が出てくるかもしれない。
久保の状態が万全ではないだけに、今期好調な柳沢には多少期待していたのだが、これでW杯に柳沢が完璧な状態で出場することは無くなったと見て良いだろう。
正直なところ、誰が出ても大差ないのが今の日本代表FWの現状なのだが、この機会に巻や佐藤が結果を残せば、一気にスタメンという事もあり得る状況なので、当確線上の選手にはJで結果を出してもらいたい。
その結果Jが盛り上がれば、それもまた良いことだろう。
posted by Ryon at 09:03| Comment(0) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

【J第4節】横浜負け無し 4連勝!

Jリーグも4節が終了したが(G大阪・大宮は3節終了)、私の予想はまったく当たっていない。

一番に推していたジェフ千葉は1勝2分け1敗の勝ち点5で第9位だし、J2では仙台が1勝2敗勝ち点3で第10位という有様だ。

ジェフはここまでの4試合で8点を取っており、攻撃に関してはそれほど悪い状態ではない。しかし、取られた得点が9点となっており、守備が崩壊している様子がうかがえる。
基本的に攻撃のチームだとは思うが、もう少し守備を含む全体的なバランスを考えなければ、このままズルズルと下位に落ちていく可能性も無いとは言えない。

上位のチームを見ると、横浜が3失点、浦和が3失点、清水が2失点と守備が安定している事がうかがえる。やはり上位をキープするためには守備の安定が不可欠だ。

今のところ横浜と浦和の2強に、どこが絡んでくるのかという感じだが、昨シーズン調子の悪かった清水と名古屋がなかなか良いパフォーマンスを見せているのが、興味深いところだ。

スタートダッシュにつまずいたチームの巻き返しにも期待したい。
posted by Ryon at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月15日

動き始めた次期日本代表監督選び

ポストジーコ4月下旬にも交渉開始【スポニチ】

4月下旬くらいから、2010年南アフリカW杯を目指す日本代表監督選びが本格的に始まるようだ。
すでに、技術委員会が候補者のリストアップを始めているとのことだが、日本人か外国人かはまだ決まっていない。
川淵キャプテンは自分が動き出すのは4月下旬くらいからと明言している。

候補としては、日本人ならG大阪の西野監督、横浜Mの岡田監督あたりが有力だろうが、まだまだ実績としては十分とは言えないように感じる。
外国人ならJ監督経験者から選ぶ可能性もあるが、欧州で実績のある監督から選ぶ方が、今の日本には良いのではないだろうか。

組織から個へ、そして戦術へ。トルシエ流の組織サッカーにジーコ流の個人の責任で戦うサッカーが上積みされた日本代表。そこに最先端戦術を持つ監督が指導したらどんなサッカーが見られるだろうか。

いままで経験したことがない、新しい経験が日本代表には必要ではないだろうか。
みなさんはどんな監督を希望しますか?

posted by Ryon at 09:34| Comment(2) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

【J第2節】川崎 大爆発! 2戦合計13点!?

ちょっと記憶にないくらいの大量得点だ。
前節新潟を6−0で敗った川崎Fが京都を7−2で敗り、2戦合計13点という大量得点で首位にたった。

相手がセカンドクラスである事を差し引いても、これだけの得点を取ることは容易なことではないだろう。昨シーズン開花した攻撃力は、さらに磨きがかかっているようだ。

攻撃の基本はカウンターという事になるのだろうが、ここまで破壊力のあるカウンター攻撃はあまり聞いたことがない。ジーコジャパンも少し参考にしてみたらどうだろうか。

次節は甲府との対戦となる川崎だが、まだまだ快進撃は続きそうな気配だ。
posted by Ryon at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

日中韓リーグ戦開催−北京五輪対策

最近はワールドカップの話題ばかりだったが、下の世代の代表強化についてもいろいろと話は進んでいるようだ。

日中韓リーグ戦開催へ=北京五輪対策で−サッカー【スポーツナビ】

2008年の北京五輪を目指す世代の強化と国際交流の促進を図るため、日本、中国、韓国の五輪代表チームによるホームアンドアウエー方式のリーグ戦実施を協議するプロジェクトの設置が決まった。

このニュースの中でもっとも気になった点は、監督が誰になるのかという所だ。
川淵キャプテンの談話では、五輪代表監督について「本質的には日本代表次期監督が指導することにしているが、五輪の責任者を別に考えた方がいいかもしれない」との事で、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会前にも暫定監督が決まるかもしれない。

次期日本代表監督については、以前からアーセナルのベンゲル監督が有力などとマスコミは騒いでいるが、現時点である程度候補者は絞れているのだろうか?

我々に決定権は無いが、色々と意見を出しながら議論するには面白い話題だ。
posted by Ryon at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

ヤバッ! 久保腰痛再発

横浜Fマリノス FW久保の腰痛が再発した。

今のところ、安静にしているだけで診察などは受けていないようだが、横浜Mの岡田監督の話では「動くのも怖いらしい。動けるようになったら治療をすると聞いている」ということらしい。

ジーコの構想では、間違いなく日本代表FWの軸と考えられていただけに、非常に厳しい状態ではある。

ただ、久保には申し訳ないが、柳沢や佐藤(寿)、巻などの代表FWがリーグで得点を取っていることは明るい材料だ。特に柳沢の調子の良さが際だっており、今の状態が維持できれば柳沢が久保に変わるFWの軸として浮上してくる可能性は高い。

しかし、久保の能力は惜しいな。たいしたことなければ良いのだが・・・。
posted by Ryon at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

開幕戦1試合だけで解任!? 横浜FCリスタート

柳沢のハットトリック、久保の2ゴールなど、日本代表選手の活躍により華々しく開幕したJリーグだが、その反面、開幕一試合で厳しい現実に直面しているチームもある。

『横浜FC監督開幕戦1試合だけで解任…J史上最速!【sanspo】』
開幕戦での敗戦、しかもJ新加盟の愛媛に敗戦したとあっては、この結果も致し方ないところか。
解任理由としては、1試合だけの決断ではなく、昨シーズンの結果やキャンプ内容などを総合評価した結果なのだそうだが、なぜもっと早く決断できなかったのかという疑問がわいてくる。

新監督には、元日本代表FWの高木琢也コーチ(38)が就任したが、真剣にJ1昇格を考えるのであれば、このタイミングで監督経験のない者にクラブを任せるのはあまりにも冒険ではないだろうか。

高木・カズ・城の旧代表トリオでチームを立て直すことが出来るか? 結果はサッカーの神様だけが知っている。
posted by Ryon at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月04日

14年目のJリーグ 本日開幕!

Jリーグの14年目シーズンが本日開幕する。

今年の本命は、大型補強の浦和だと思われるが、独走するほど他クラブとの力の差は無いと、各スポーツ紙では予想しているようだ。

昨年優勝争いに参加した、G大阪、C大阪、千葉、鹿島は今年も上位が期待されるし、元々チーム力のある横浜FM、磐田も絡んできそうだ。

そんな中で、私がもっとも期待しているのは千葉だ。

大型補強はしていないが、しかし目に見えるほどの戦力ダウンも無い。毎年主力が移籍していた状況から考えれば、今年は、それほど悪い状況ではないように思える。オシムサッカーの集大成の年になるのではないだろうか。

その他の注目チームとしては、今年も大宮を挙げておく。

大型補強を敢行し、今までの選手層の薄さを解消した点を評価した。序盤はコンビネーションに苦しむかもしれないが、チーム戦術がはまり出せば面白い存在になるのではないか。


今年はJ2も面白い。

J1からの降格3チームが強いという前評判だが、絶対に独走などという事はありえない。
降格3チームは、J2の長丁場には耐えられないと私はみる。

昇格候補の一番手は仙台だ。

監督を新たにブラジル人監督に変え、3人のブラジル人選手を補強した。この補強がうまく機能しそうな感触なのだ。

個人にスポットを当てると、ヴェルディのラモス監督、横浜FCの三浦カズ、神戸の三浦アツなど話題性のあるスターが増え面白いことになりそうな予感だ。

さて、今年はどんなドラマが待っているのか・・楽しみだ。
posted by Ryon at 01:05| Comment(2) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月02日

SBはディフェンスなんだと再確認【日本2−2ボスニア】

■とても良いマッチメーク

なんでW杯に出てないの?ボスニア・ヘルツェゴビナ。
すごく良いチームじゃないですか。それだけ欧州のレベルは高いってことなんだな・・。

しかし、色々な偶然が重なって今回のマッチメークとなったボスニア・ヘルツェゴビナ戦だが、結果から言えば非常に良い時期に、良い場所で、良い相手と戦えたなというのが素直な感想だ。

良い時期というのは、W杯まで100日程度残されている今の時期なら、問題点を修正できる可能性が多少残されている事。
良い場所というのは、本番でブラジルと戦う環境にふれることが出来たこと。
良い相手というのは、非常にフィジカル・高さに優れ、それでいて組織力の高い欧州型のチームと戦えたことだ。

今回の対戦は”仮想クロアチア”と言われていたが、おそらくかなり近い感触なのではないだろうか。

■SB考

今回の試合でハッキリした点はDFの拙さだ。特にサイドを簡単に使われすぎている。
4バックの場合、SBにはある程度攻撃も期待しているのだろうが、今回のように日本が主導権を握れない場合、SBに守備が苦手な選手がいると、そこから簡単につけ込まれる。

特に左サイドの三都主が、守備100%になってしまうと、三都主だけでは守りきれないので、中澤がカバーに行かなければならず、DF全体のバランスが大きく崩れ、中央エリアも自由に使われるという悪循環だ。

三都主をSBで使い続けるのであれば、非現実的な話ではあるが、日本が常にボールを持っているような状況を作るか、または三都主が守備にまわった場合のフォローを”誰が”・”どのように”するのか明確にするべきだろう。

というか、真剣に三都主以外の選択肢を考えた方が良いと私は思うのだが。今回のゲームで、SBはディフェンスなんだという当たり前のことを再確認した。

■収穫は?

攻撃の面では、コンビネーションに問題があり、あまり見るべき点はなかった様に思う。
強いて言うなら、中村の個人技、そしてセットプレーはある程度効果が期待できると確認できた事だろうか。

かなり多くのの問題点が噴出したゲームではあったが、通用しなかった所が分かっただけでも、実りのあるゲームだったと思わなければならないだろう。

しかし、このような内容になるのであれば、ついでに小野の同時起用をもう少し長時間試みて、悪い膿を全て出し尽くすってのも良かったかな・・・。(※小野に執着しすぎでしょうか・・)

最後の中田のゴールを見てしまうと、中田をFW的なポジションで起用し小野をボランチで同時起用するってのも悪くないアイデアだと思うのだが、もう試す時間は残されていない。
posted by Ryon at 00:56| Comment(9) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月28日

小野がベンチ?! 本日ボスニア・ヘルツェゴビナ戦

海外組の最終試験と思われるボスニア・ヘルツェゴビナ戦が本日行われる。

今回最大のサプライズは、復帰後スタメンで出場し続けた小野が、今回はベンチスタートらしいという事だ。

今日のゲームは、代表が中田・中村と一緒にプレーできる数少ないゲームであり、また、小野・小笠原とどのように融合するのか非常に楽しみなゲームだったのだが、結論を言うと小野と中田の融合は不可能とジーコは判断したようだ。

確かに、今回のメンバー構成は、コンフェデレーションズカップでギリシャを敗り、ブラジルに善戦したメンバーなので今までの代表で最高のメンバーと言えるかもしれない。

厳しい判断ではあるが、これだけタイプの似たMFが多くいれば、誰かがベンチになるのも仕方がない事ではある。だが、それが小野というのは・・・・。

小野の出場機会はきっと訪れると思うので、その短い時間で結果を残して最後はスタメンに残れるように期待したい。
posted by Ryon at 09:14| Comment(3) | TrackBack(2) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

クリエイティブサッカーの作り方

自分的な最近のお気に入りベストゲームは、高校サッカー決勝戦 『野洲 vs 国見』だったのだが、”スポーツナビ”に野洲高校・山本佳司監督のインタビューが掲載されていた。

大変興味深い話なので、みなさんも是非読んでみてください。

・インタビュー第1回

・インタビュー第2回

・インタビュー第3回
posted by Ryon at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

小野の存在感を再確認した夜 (日本6-0インド)

サッカー2007年アジア・カップ予選で、3連覇を目指す日本代表はインド代表に6-0で快勝した。

得点の内訳は・・・

小野伸二 1 (前32分)

巻誠一郎 2 (後13分)
福西崇史 3 (後23分)
久保竜彦 4 (後34分)
佐藤寿人 5 (後38分)
久保竜彦 6 (後48分)

圧倒的にボールを支配しながら、1点しか取れなかった前半に批判は集中しそうだが、格下のチームでもガチガチに守られたら、そうそう点は取れないものである。

そんな中での先制点、そしてジーコジャパン100得点目のメモリアルゴールは、小野の足から生まれた。

通常なら、あの場面であの位置にボランチの選手がいるわけがないのだが、「きょうはゴールだけを考えていたので、本当によかった。絶対決めると思っていた」と語るほど得点の意識が高かった小野から先制点が生まれたのはある意味必然だったのだろう。

怪我によりW杯最終予選のほとんどを棒に振り、”チームに貢献しないのに本大会に出るということに違和感を感じている”というような趣旨の発言をしていた真のチームリーダーの、その”責任感”が今回のアメリカ戦→フィンランド戦→インド戦という流れのなかでのパフォーマンス、先制点そして100点弾という結果になったのだろう。

『有言実行』

なかなか出来ることではない。

小野効果はチーム全体にもハッキリと現れていた。とにかく、全体の動きだしが速くなった。小野がボールを持った瞬間に、チーム全体が攻撃モードに切り替わるのがハッキリわかる。加地の飛び出しが良くなったのも、FWの動きだしタイミングが良くなったのも、時にボランチの福西が攻撃に参加できるのも、小野がなんとかしてくれるという安心感から来ているように思える。

このゲーム長谷部の初先発ゲームだったが、非常に良いパフォーマンスを見せていた。もともとドリブルに定評がある選手だが、この試合ではサイドから供給したクロスの精度も高く、非凡な才能を見せていた。
初先発でこれだけの働きが出来たのも、小野という良い見本が近くにいるからだと言ったら考えすぎだろうか?

”小野が入れば全体のパフォーマンスが上がる”・”小野が入ると周りの選手がうまくなる”これが自分の持論なのだが、このインド戦で再確認することが出来た。非常に有意義な夜だった。

しかし、一つの懸念材料がまだ存在している。それは中田英寿の存在だ。

過去のゲームを見て感じていたのだが、中田と小野の共存は不可能なのではないか?という疑問だ。

小野も中田もゲームをコントロールする指揮者のような役割を担っている。そして、どちらも素晴らしい指揮者には違いない。だが、コントロールする方法が極端に違いすぎる。

小野が、全体のハーモニーに合わせて、みんなが楽しく、そして最大限の能力を発揮できるような配慮が出来る指揮者だとすると、中田はとにかく自分の技術に全体がついてくるように、叱咤激励しながら厳しく指導する指揮者のように感じる。
今の日本代表は、どちらの指揮者でも結果を出せるだけの経験を積んできている。しかし、その方法の違う指揮者が二人同時に指揮を執ったとしたら・・・・・

今までは、お互いの怪我などのアクシデントにより、運良く(?)共存する機会がなかったが、W杯で世界を驚かせるためには、この二人の指揮者の共存が不可欠な要素になってくる。
この問題をどんな方法で解決するのか、その答えは次のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で明らかになるはずだ。
posted by Ryon at 10:16| Comment(2) | TrackBack(6) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月22日

フィンランド戦のレビューもしていないのに明日はインド戦

いやー、日本代表 忙しいですね。
フィンランド戦が終わったばかりなのに、明日はアジアカップ予選のインド戦です。

■フィンランド戦振り返り

とりあえず、フィンランド戦を振り返りますが、思いの外フィンランドが弱くて、手応えがありませんでした。
しかし、以前の日本代表であれば、アジアのさほど強くもない国と、ハラハラするような試合しかできなかったわけなので、危なげなく欧州の国と戦えたことは、強くなっているという事を再確認できたという事で前向きに考えても良いのではないでしょうか。

今回のメインテーマは、小野・久保の再生だったと思うので、その意味から考えれば、良い結果のように見えました。久保の得点もさることながら、小野のパフォーマンスは本来の姿に近づいている様に感じられます。
どの辺が特にそう感じた要因かというと、小野以外の周りの選手のパフォーマンスが上がっていたから。
ボランチで組んだ福西や右サイドの加地などは、かなり良い動きでしたし、小笠原にいたっては、MVP級の活躍です。久保へのアシスト、58mのロングシュートなど、結果としてもハッキリと出ていました。

小野自身も常に攻撃の起点になっており、ダイレクトパスやトリッキーなプレーなども随所に見られ、本来の小野らしくさが出てきました。さらに、ただ愉しむだけではなく厳しさも共存してるプレーぶりには、代表に残りたいという気持ちがこもっており、代表でのポジション争いが厳しくなっている現状も垣間見られました。

厳しさといえば、巻や佐藤、駒野などの当落線上にいる選手達のがんばりもチームのパフォーマンスを上げた要因でしょう。得点こそ取れませんでしたが、それぞれ自分らしいプレーは出来ていました。

■インド戦は・・・

明日のインド戦は、フィンランド戦に出ることが出来なかった選手達、特に長谷部の最終試験になるかもしれません。
本来であれば、大量得点で勝ちたい試合ですが、どうなるでしょう?
今回はシステムが4-4-2になるようですが、メンバー構成によってはうまく機能しない可能性もあるだけに、相手のレベルに関係なく、内容も伴うゲームにしてもらいたいところです。
posted by Ryon at 00:57| Comment(1) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

フィンランド戦 久保&巻の2トップ濃厚

明日の日本vsフィンランドだが、どうやら久保&巻の2トップになりそうだ。

久保の相棒を佐藤ではなく巻に決めた最大の理由は、前回のアメリカ戦で、少ない時間の中でも得点という結果を残す事に成功した巻に対する期待の現れだろう。

泥臭くても、闘志を前面に出し、守備やスペースを作る動きを怠ることなく実行する巻のようなタイプのFWはジーコがもっとも好みそうなタイプだ。
久保との組み合わせを考えた場合、佐藤の方がマッチしそうな気もするが、久保の本来の姿はポストプレーや潰れ役ではない(※出来ないという事ではない)ので、巻との組み合わせにより、よりストライカーとしての能力を発揮する可能性はある。

まだまだ本調子ではない久保だけに、ポストプレーに気をつかう役回りよりも、よりゴールに向かうプレーに集中させてあげたいような気がする。ジーコもそれを望んでいるのではないだろうか。

佐藤にとっては少しだけ残念ではあるが、スーパーサブとしての途中起用でもインパクトのある仕事ができる選手だと思うので、落ち込まないで能力を発揮してもらいたい。
もしかすると、途中出場で結果を残す方が、W杯本大会メンバーに残れる可能性が高いかもしれない。それだけ、現在の日本代表には途中出場でリズムを変えることが出来るFWがいないという事なのだが・・。

FW以外で特筆すべきポイントは、小野をボランチ・小笠原をトップ下、そして左サイドを三都主から村井に変えてゲームにのぞむといったところか。

もっとも残念なのは、小野のトップ下をあきらめてしまった点だ。
小野がボランチで機能するという事は今さら試さなくてもわかっていることだ。しかし、中田が戻ってきたら小野はどうなるのか?
現状では中田のほうが小野よりも良いボランチだと思う。メンタル・フィジカルで小野を凌駕している。
テクニック・展開力では小野に分があるが、今の日本代表のボランチに必要なのは安定感と守備力ではないだろうか。

小野には、もう少し攻撃的なポジションでのプレー時間を与えて欲しい。ダイレクトプレーが持ち味の小野がゴールに近い位置で機能すれば、中田や中村が攻撃の指揮を執っている時とはちがう、スピーディーな攻撃が期待できるからだ。

試合が膠着状態になったときに、リズムを変える事が出来れば非常に良いオプションとなると思うのだが・・。

小笠原にとっては、これほどアピールするのに都合の良い試合もないだろう。
アメリカ戦ほど厳しい試合にはならないと思うので、ここでだれでもわかるような結果を残しておきたい。しかし、それが出来なければ、今後もベンチ要員確定だ。

村井のパフォーマンスには非常に期待している。今までの三都主の仕事ぶりから考えれば、もっと適任のサイドプレーヤーは必ずいるはずだという思いが常にあったので、三都主以外の選手がどれだけやれるのか?という基準になる試合になるかもしれない。

前回の試合が悪すぎただけに、今回のバランスを調整してきた代表には期待できそうだ。しかし、目先の勝利だけではなく、新しく起用される選手達の能力を見極めて、今後の糧になるような試合にしてもらいたい。

本当の勝負はドイツに行ってからなのだから。
posted by Ryon at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月16日

3-6-1は封印?

日本のストロングポイントを生かすために模索していた3-6-1システムだが、早くもジーコの構想からは排除されてしまったようだ。

小野・久保を生かすことを考えて採用されたシステムだったが、前半で崩壊し、後半3-5-2 → 4-4-2と変更した後に結果が出たことから、3-6-1を見限ったのだろう。

3-6-1システムがうまくいかなかった原因は、久保が1トップで機能するだけの体調ではなかった事が大きいと思うが、久保でなくとも屈強な外国選手を背負ってボールキープする事は困難な仕事なわけで、日本が採用するには無理があったのかもしれない。

形としては1トップでも、その後ろの2シャドーがFW的な選手で、久保に積極的に絡んでいけるのであれば、機能する可能性はあると思うが、ジーコの3-6-1は日本が誇る豊富なパッサーの有効利用なので、小野や小笠原などのボールの送り手が、意識を変えてアタッカー的な動きが出来なければ機能しないのもあたりまえか。

MFが6人使えるという意味で、日本の特徴を生かせそうな3-6-1だが、よく考えてみると4-4-2でもさほど変わらないという事実が実はある。
3-6-1でのMF6人には三都主と加地が含まれるため、実質4人のMFで構成されている。4-4-2だと三都主と加地はDFになるため、これもMF4人の構成だ。つまり4-4-2がある程度機能するのであれば、3-6-1にこだわる必要はあまり無いと思うのだ。

三都主と加地の攻撃時の貢献度がどの程度なのかが、どちらのシステムを使う方が良いか?の判断基準なのだが、日本の攻撃におけるサイドアタックの割合は決して高いものではない。
その現状を考えれば、3-6-1の6人のMFに三都主・加地が含まれる現状は日本に驚くほどの変化を与えるものではないと思われる。

本当の意味で、日本のパッサーを生かしたいのであれば、三都主・加地を切り捨てた3-5-2などを考えるのも面白いと思う。日本の攻撃のほとんどは中央エリアで展開されているわけなので、そこに中田・中村・小野・小笠原などが同時に起用できるシステムを考えると、以前ジュビロで採用されていたN-BOXと呼ばれた、名波を中央に置き、その四方を4人のMFをBOX型に配置するシステムが面白いと思うのだが。

小野を名波の変わりに中央に置き、その前の2人を中村・小笠原(松井)、後ろの2人を中田・稲本(福西・遠藤)とするのだ。
サイドアタックはほとんど捨ててしまう事になるが、中村・小笠原(松井)ならサイドからゲームを創ることも可能だし、2トップのFWに小野、やボランチも絡むことは可能だろう。

なによりも、このシステムを採用することで、小野の潜在能力を最大限に発揮することができるのではないかという期待が込められている。

現在の日本代表に置いて、中村・中田が日本の核であることに疑いの余地はない。しかし、小野が日本最高のプレーヤーであることも疑いようのない事実だと思うのだ。その小野が、他のプレーヤーの犠牲となりバランサーに徹している現状は日本の本当の力を引き出しているとはいいがたい。

選手個々の力を最大限に発揮できるようなバランスさえ見つけることが出来れば、世界を驚かせるような結果は自ずと付いてくるはずだ。少なくとも私はそう思っているのだが・・・。
posted by Ryon at 10:15| Comment(2) | TrackBack(2) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

最適なバランス(米国3-2日本)

日本代表は’06年初めての試合を敗戦からスタートした。

アメリカに遠征してのアウェーゲーム(アメリカ戦)だったが、野球場での開催、W杯公式球以外の使用、芝の悪条件など環境的に満足できるものではなかった様だ。
まあ、この条件は相手も同じなので、負けた言い訳にはならないのだが・・。

今回の目玉は、小野・久保の復帰、3-6-1システムの採用、そして若手のテストといったところだが、ハッキリとした結果が出たのは、佐藤・巻・長谷部・阿部などの若手が戦力として期待できるレベルにあるという事が確認できた事だけだった。

自分としては、小野のパフォーマンスにかなり期待していたのだが、チームとしての完成度の低さや相手チームの好パフォーマンスにより、あまり機能したとは言えない出来になってしまったようだ。

日本のストロングポイントは中盤のタレントの豊富さであり、そこを生かすための3-6-1だったのだが、戦い方として3-6-1を生かすようなアイデアに欠けているのではないだろうか。

3-6-1で得点を取る為には、トップ下に配置された小野・小笠原は得点まで意識したポジション取りをしなければならない。実質1トップ2シャドーの3トップともいえるこのシステムで、パサータイプの2人がシャドーでは機能しにくいと考えるのが普通だ。だからこそ、小笠原がよりFW的な意識を持つことが必要になる。

小野もその気になれば得点出来るだけの能力は持っているだろうが、小野が前線に張り付くような状況が多くなってしまった場合、後方でゲームを作れる人間が他にいなくなってしまう。それでは、チームとしてバランスが良いとは言えないのではないか。

3-6-1でも3-5-2でも良いのだが、ゴールに直結するFW的な選手は最低でも2人は必要だ。
小笠原・小野はバランス感覚に優れているだけに、強引に点を取りに行くような動きは得意では無いだろう。となればどちらかをアタッカータイプの選手に変える方がチームとしては機能しそうな気がする。

まだ、3-6-1のテストは続きそうだが、メンバーの組み合わせはもう一度考えた方が良いだろう。

その結果、日本が誇る”天才パサー”のうち誰かがベンチに座ることになったとしても。
posted by Ryon at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月07日

サッカーで道徳

日本サッカー協会が、サッカーを通じた子供の道徳教育に乗り出すそうだ。

「子供たちの人間性を培う部分で、もっとサッカー協会がかかわった方がいいと思う」とキャプテン川淵三郎会長は語っているが、これは本当にすばらしい事だと思う。

川淵キャプテンは、この教育を始める動機の一つとして「テレビゲームが脳の発育に与える悪影響」を挙げている。この点についてはもう少し調査する必要はあるとおもうが(私はTVゲームと子供の凶悪化は因果関係は無いと思っている)、スポーツ特にサッカーで子供の道徳観を指導することは大賛成だ。

サッカーは知れば知るほど人生に似ていると感じる。
仕事や人生において、サッカーを例にして説明すると本当にスッキリと説明できることが沢山あるのだ。

特に、複数の人間が関わって生きている現状においては、サッカーのポジション毎の役割とか、得点を取りに行く戦術、戦略だとか、得点を取られないようにする守備戦術だとか、個人のパーソナリティの違いや個人がどんな気持ち、どんな働きで連携すれば、最大の効果が期待できるのかなど生活に応用できるケースは山ほどある。

チームの中で自分のパーソナリティを認めてもらわなければ、個の能力を最大限に発揮はできない。
その為には「あいさつ」や「相手や審判員を尊重する」といった基本的な気持ち(礼儀)を持つことも大切だし、そんな基本的な気持ちを持つことが仲間からの信頼を得るためのベースになっているということがわかってくるだろう。

スポーツは、人生における、基本的なそして大切なものの考え方を教えてくれる。そして、そのものの考え方は、本来であれば全ての子供達が学んでおくべき必要があると私は考えるが、現在の学校教育では不足がちな事なのだ。

今回のような発想が出きるリーダーを持っているサッカー界は非常に幸福だと思う。
posted by Ryon at 09:54| Comment(0) | TrackBack(1) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

小笠原にチャンス到来?

日本代表に小野が帰ってきた。
多くのファンが待ち望んでいた選手だ。しかし、今では中田(英)が小野に変わりボランチの一番手になってしまった。
福西の存在も無視できないし、稲本もクラブでの出場が増え、本来の調子を取り戻しつつある。
松井の台頭も著しく、すんなり小野が入れるポジションは無くなってしまった。
だが、能力は日本で一番なのだから、小野が入らない日本代表はありえない。

最近の日本代表は4-4-2(中盤ダイヤモンド)をベースにしているので、トップ下中村(不動だ)、右が中田、ボランチが稲本(福西)左が小野が通常考えられるスタンダードな布陣だろう。

しかし、今回の合宿では、3-6-1を試していると報道されていた。日本のストロングポイントである中盤に多くの人数を割く目的なのだろう。この布陣で私が特に注目しているポイントは1.5列目を小笠原と小野が担当するらしいという点だ。

中村、中田が参加していないからこその布陣だろうが、小野トップ下(ちょっとFW気味)の攻撃的ポジションは、一度は試してもらいたいと思っていたので、興味はある。そして、もう1人の1.5列目小笠原にも期待大だ。

Jリーグでは有数の能力を持つ小笠原だが、中村、中田、小野などが元気であれば、いつも控えになってしまい、その能力を発揮する機会が少なかった。今回の小野とのコンビは小笠原にとっても最後のチャンスといえる。

小笠原は小野と同年代で、ワールドユースで長期間コンビを組んでいただけに相互理解に時間はかからないだろう。また、ゲームを支配できて、バランスを取ることに長けている小野の存在は、小笠原を今以上に輝かせる可能性に満ちている。

小野が中心になったチームは、全体のパフォーマンスが一段上がる。

小野は、中村とは違う個性で、中村以上の存在感を魅せる可能性もあるだけに、日本代表の今後に目が離せない。
posted by Ryon at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
Powered by RSSリスティング
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。